手や指出せないよう服の袖を縛るなど…“廊下でおむつ交換”等の虐待あった老人ホーム 新たに4件の虐待判明

入所者のおむつを廊下で交換をするなどの虐待があった愛知県豊橋市の特別養護老人ホームで、ほかにも4件の虐待があったことがわかりました。

豊橋市が運営する特別養護老人ホーム「つつじ荘」では、2022年と23年の夏にエアコンが故障したため、一部の入居者を廊下で生活させ、間仕切りを置かずに、おむつ交換などをしていました。

豊橋市は2日、最終報告を発表し、新たに4件の虐待が確認されたと明らかにしました。

90代の女性入所者が服が濡れるまで失禁していたのにおむつ交換をしていなかった事案や、おむつの中に手を入れたり勝手に外したりしてしまう80代の男性に対し、手や指が出せないように服の袖を縛っていた事案などがあったということです。

市は今後、改善計画をまとめる方針です。