日本時間2023年2月6日、トルコ南東部を震源としたマグニチュード7.8の地震が発生しました。
甚大な被害を受け、多くの人が亡くなり、命が助かっても家が崩壊し暮らす場所を失った被災者が多くいます。
この地震で多くの建物が崩壊し、がれきが散乱した街では、救助が難航。
日本からは2回に分けて救援チームが派遣されました。第1陣は18名、第2陣は55名と救助犬4頭が派遣され、現地で活動。
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同月11日には、トルコのチームが崩壊現場から130時間ぶりに女児を救出。その後日本チームの医療班が診察をし、無事を確認しました。
同月25日に更新された、独立行政法人国際協力機構のTwitterアカウントは、国際緊急援助隊・救助チームが帰国したことを報告。
駐日トルコ大使らと多くの拍手に迎え入れられ、花束を渡されました。
地震発生直後からトルコに派遣され、救助活動を続けてきた日本の国際緊急援助隊・救助チームが無事日本に帰国しました。到着を出迎えた駐日トルコ大使より「地理的に遠い日本から発災直後に駆けつけてくれたチームの活動は、トルコ国民の胸にしっかりと刻まれた」と感謝のお言葉を頂きました。 pic.twitter.com/BdOD8TmUH8
『日本とトルコの絆』『ありがとう』と書かれた紙を持って、チームの帰国を待っていた駐日トルコ大使ら。
トルコ大使館も「トルコは、この困難な時の日本のみなさんのご支援を記憶と心に刻み、忘れることはありません」とツイートしました。
トルコで被災地域で活動された日本の緊急援助隊の一部は本日帰国され、隊員の皆さんを日本に滞在するトルコの人々と一緒に空港でお迎えしました。トルコは、この困難な時の日本の皆さんのご支援を記憶と心に刻み、忘れることはありません。 pic.twitter.com/yRIF3pLSuj
現地で活動したチームには、さまざまな労いの言葉が寄せられていました。
・日本の誇りです。お疲れさまでした。ゆっくり休んでください。
・体力だけでなく、心も疲れたことでしょう。ありがとうございました。
・日本のヒーロー!無事に帰国できてよかった。
また、トルコ語で「ありがとうございました」「ありがとう、日本」といった声も上がっています。
被害を受けた人たちの日常が、1日でも早く戻ることを祈るばかりです。
[文・構成/grape編集部]