10代男が公園利用者の後頭部を殴る動画撮影 「SNSで目立つため」と反省の色薄く

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公園で見かけた人たちに背後から接近し、力任せに殴るなどしていた男。その動画に批判が噴出するも「悪い部分しか目立っていない」などと釈明していることを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。

アメリカ・テキサス州で暮らす男(19)が地元の人たちが利用する公園に現れ、散歩を楽しむ男性ら少なくとも2名の後頭部を殴りつけた。さらにその様子をSNSで公開し、厳しい批判にさらされている。
動画に関する情報を得たハリス郡保安官事務所は、ただちに捜査を開始。男の身元を特定することに成功し、慎重に調べを進めている。
被害を受けた男性らが告訴に踏み切ったかなど、その後についての詳細は分かっていない。

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一部メディアが男の自宅に行き声をかけたところ、男は「ミスを犯したってこと。誰だって失敗はするもんだ」とコメントした。
YouTubeやTikTokで動画の視聴回数を伸ばすこと、また「いいね」の数を増やすことが目的だったと認め、「こんなにひどい状況になるなんて、正直予想もしていなかった」とも話している。
また「悪い部分ばっかり目立っていたからね」「動画には映っていないけど、俺は(殴りつけた)男性と握手をしたし、ハグもしてあげたんだぜ」などと釈明もした。

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動画の撮影地近くで暮らす人たちからは、不安の声も上がっている。ある人物は匿名で地元メディアの取材に応じ、「ここは静かで環境も良い場所なんですよ」「なのにいきなり理由もなく殴りつける人間がいるなんて、少し驚いてしまいました」と語った。
今年夏にはアメリカのTVキャスターが腫れた目のままカメラの前に立ち、「TikTokの『チャレンジ動画』らしきものに影響を受けた人物に狙われたようです」とコメント。迷惑動画の撮影に走る人たちを批判する声が、噴出したばかりだった。