〈ニュースで噛み砕く今年の流行語〉「性加害」「闇バイト」「電動キックボード」…新語・流行語にノミネートされた30語にまつわる集英社オンライン記事、目白押し! 記憶に残るのは…

11月2日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語。2023年を騒がせたノミネート語たちだが、集英社オンラインではこれらをしっかりさまざまな角度からしっかりと取り上げてきた。今回は今年配信された2023年流行語にリンクする本サイトの記事を紹介しよう。
流行語を見れば、その年にどんなことが起こったのかを知ることができる。今年もその例に漏れることなく、2023年を象徴する言葉が出揃った。
2023年「新語・流行語大賞」の候補30語
そのなかでも代表的なもののひとつが「NGリスト/ジャニーズ問題」だろう。ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏による所属タレントへの数々の性的虐待が明るみとなり、社会問題に。この問題をめぐって同事務所は二度の会見を開き、いずれも世間を賑わせた。10月2日に行われた二度目の会見では、欠席した前社長・藤島ジュリー景子氏の手紙を現副社長の井ノ原快彦が代読する場面も。そのなかでジュリー氏は、母でありジャニー氏の姉にあたる故・藤島メリー氏(元ジャニーズ事務所副社長。2021年没)と自身の関係を「ライオンとシマウマ」と表現。
故・藤島メリー元副社長
ライオンに例えられたメリー氏の生前を知る筆者が、ジャニーズ取材班として彼女に直撃した当時を述懐した記事がこちら。そのすさまじい迫力はまさにジャニーズ帝国の“女帝”だった。「性加害」も、ジャニーズ問題に関連してノミネートされたであろう言葉だ。その一方、集英社オンラインが独占スクープとして報じた性加害問題が、大手中学受験塾「四谷大塚」元講師2人が起こした教え子への盗撮、強制わいせつ事件だ。
逮捕された四谷大塚元講師、森崇翔容疑者
8月11日に第一報で元講師の卑劣な犯行や本人への直撃の様子を報じると世間に瞬く間に拡散。テレビや新聞でも連日取り上げられるほどの大きなトピックとなった。また、社会問題となったネガティブなノミネート語といえば、「闇バイト」。SNSなどで募集される強盗や特殊詐欺に若者が次々と加担、死者が出るなど世間を大きく震撼させたこれら一連の事件は本誌でもその都度、取材し事件を詳報してきた。その実態に迫るコラムも好評だった。
世間を騒がせた数々の強盗事件の指示役とみられる渡辺優樹容疑者
また、男性の下心を手玉に取って大金を搾り取る「頂き女子」の存在も今年になって大きくフィーチャーされたが、なんといっても「頂き女子りりちゃん」の逮捕によるところが大きいだろう。
「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣容疑者
2億円とも3億円とも言われるこの事件の被害額や頂き女子の手口にについてはこちらで解説している。これを読めば、近年増殖する頂き女子に引っかかることはなくなる?
今年、日本人の生活にぐっと浸透したのが「電動キックボード」。7月1日の道交法改正により、それまで原付バイク扱いだった電動キックボードは特定小型原動機付自転車に区分され、16歳以上は免許不要に。また、最高速度を時速6キロ以下の設定に切り替えるなどしていれば、歩道や路側帯での走行が可能となった。
レンタル電動キックボード
新たな交通手段の登場は歓迎されるべきことだが、ルールを守らず乗る輩が現れれば、事故のもとに。改正2ヶ月後には24歳の無職女性が歩道で60代の女性とぶつかり、被害者は骨折。本誌取材班が自己現場へ赴き、目撃者に話を聞いた記事がこちら。牧歌的な話題もひとつ。韓国・慶州市の「10ウォンパン」が発祥で、日本風にアレンジして大ヒットしたのが「10円パン」。このトレンドグルメを本誌記者がいち早く実食レポート。
10円パン
生地をふたつに割って、中のモッツァレラチーズをビロ~ンと伸ばすことにも成功。しっかり“映え”も確認できた。その他、ノミネート語関連の集英社オンラインでの配信記事は以下。●「I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)」とにかく明るい安村の知られざるストイックさ。「自分の芸を磨くことに熱心」「海外進出は安村本人の希望」不遇のときを経て大復活できた理由●「憧れるのをやめましょう」〈祝・侍ジャパン世界一!!〉渋谷の街は“無風”と思いきや…大盛況スポーツバーに潜入レポ「桜も満開、WBCも世界一。日本がパッと明るくなった気分」「午後からの仕事もがんばれそう」グシャグシャの号外を歓喜して読む姿も
WBC優勝後、新橋で配られていた号外を手に喜ぶファンたち
●「アレ(A.R.E.)」「MVPは岡田監督」05年V戦士・鳥谷敬が語る、阪神18年ぶりの「アレ」を引き寄せた岡田野球の劇的進化●「エッフェル姉さん」〈どうなる? 内閣改造〉岸田首相の“ライバル”茂木幹事長は留任へ。松川るい、森まさこら候補が続々炎上の「女性枠」は? 会長不在の安倍派議員は「ポストが回ってくるか心配だ」●「OSO18/アーバンベア」<最凶ヒグマOSO18遂に>駆除したのは役場職員の鹿撃ち「怪我で弱ってたんじゃないか」「オソに手傷を負わせる強いクマがまだいる」お手柄にもかかわらず、役場も本人も諸手を挙げて喜べない理由
駆除されたOSO18
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