都内の広告トラック一掃か? 規制案まとまる 「派手な色遣いや過度な発光で低速走行」が悪影響

こ~しゅ~にゅ~♪トラックもさらば?
東京都は2023年11月6日、「広告宣伝車に対する屋外広告物規制の考え方(案)」を発表、12月5日まで都民などからの意見募集を行っています。
都内の広告トラック一掃か? 規制案まとまる 「派手な色遣いや…の画像はこちら >>都内を走る広告トラックのイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。
「都内の繁華街では、トラックの荷台等に屋外広告物を表示した広告宣伝車が、派手な色遣いや過度な発光を伴って低速で周回走行しており、良好な景観形成への影響や交通環境の悪化の問題が生じています」
都はこのように説明し、6月には東京都広告物審議会が小池知事から「広告宣伝車に対する規制について」の諮問を受けたとしています。これを踏まえ取りまとめられたのが、今回の案です。
その大枠は、都内を走る広告宣伝車のほとんどが、都条例の規制の適用対象外である都外ナンバーとなっていることから、都外ナンバー車にも規制が適用されるよう改正する内容となっています。
具体的には、「都内を走行する際に許可申請手続きが必要」「都条例に定める車体利用広告の規格の遵守」「屋外広告業の登録が必要」といったもの。許可申請前には、東京屋外広告協会によるデザイン自主審査を受けることが求められるほか、車体に映像を映し出すものや、運転者を眩惑させる恐れのある発光体もしくは蛍光素材を使用した広告物は禁止だそうです。
なお、これに違反した場合の罰金などの罰則も設定される見込みです。
都はパブリックコメントなどを踏まえ、2024年5月に改正法を施行する予定です。