有馬晴海氏、神田憲次財務副大臣の税金滞納「岸田氏は辞任させるべき。すぐに対応しなければならない」

自民党の神田憲次財務副大臣は9日の参院財政金融委員会で、2013年から22年にかけて自身が代表取締役を務める会社が保有する土地・建物の固定資産税を滞納し、4回にわたって差し押さえを受けていたことを明らかにした。「お騒がせしていることを大変申しわけなく思う。深く反省している」と陳謝した上で「引き続き職務の遂行に全力を傾注する所存だ」と、辞任しない考えを示した。
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政治評論家の有馬晴海氏は、山田太郎氏の女性問題、柿沢未途氏の公選法違反に続き、神田憲次財務副大臣の税金滞納問題が明らかになったことを受け、「岸田氏は神田氏を辞任させるべき」と指摘した。支持率低迷が続いていることを踏まえ「神田氏自身が納税という国民の義務を果たしていないことを認めているので、すぐに岸田氏は対応しなければならない」と述べた。
また、年内の衆院解散を見送る調整に入ったことには「7月に解散できず、その後は支持率も含めてどんどん条件が悪くなり、タイミングを失った」。次期衆院選のタイミングについては「来年も増税などいくつも課題が残っているため解散できない可能性が高い。2025年に衆参ダブル選挙になるのではないか」と予測した。
来年9月には自民党総裁選を控える。「能力の高い、上川陽子外相を推す声も上がってきている。岸田氏としては外交などで何とか支持を挽回したいと考えているでしょう」と話した。