ダムの排水口に引き込まれて行方不明の男性の捜索続く…知事「捜索が最優先」も再発防止策検討へ

新潟県三条市のダムで県発注の工事の作業中に男性が行方不明になった事故を受け、花角知事は16日の会見で安全対策委員会で今後、再発防止策を検討する考えを示しました。

14日、三条市の大谷ダムでボートに乗って作業をしていた新潟市秋葉区の伊庭健之さん(50)がダム湖の排水口に引き込まれ、行方がわからなくなっています。

事故が発生したのはダムの土砂を撤去するために県が発注した工事で、15日は県の安全対策委員会が当時の状況などについて現地調査を行いました。

事故現場の写真などを確認した花角知事は16日の会見で、捜索の進展を見極めた上で安全対策委員会で再発防止策を検討する考えを示しました。

【花角知事】
「原因とか再発防止策はこれからの話。まずは捜索が最優先」

警察などは16日も48人態勢で捜索を行っていますが、16日午前現在も伊庭さんは見つかっていません。