「窓の盲点」知らないと“虫の大量侵入”リスクも? 家づくりのポイントを一級建築士が解説

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一級建築士でYouTuberの印南和行氏が、公式YouTubeチャンネル『YouTube不動産』にて、注文住宅を建てる際に、「知らないと手遅れになる」という“窓の盲点”について紹介している。

印南氏によると、家を建てる際に「『窓』に関する後悔は意外と多い」という。
そのポイントの1つとして挙げたのが「滑り出し窓」。外側に開く窓で、効率的に換気できることや、開口部が小さいため防犯面で優れているというメリットもある。
滑り出し窓は、くるくると回して窓を開閉する「オペレーターハンドル」がサッシについているものと、窓枠についているハンドルを操作して窓を開ける「カムラッチハンドル」のタイプがある。

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一般的な引き違い窓は網戸が外側にあるが、滑り出し窓の網戸は室内側にあり、カムラッチハンドルの場合は、網戸を開けてからハンドルを操作することになる。そのため、固定の網戸ではなくアコーディオンタイプやロールタイプなどの開閉可能な網戸になっている。
網戸に虫が付いていると、カムラッチハンドルの場合には窓の操作に網戸を開ける必要があるため、そのまま虫が室内に侵入してしまうことも…。

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今年の秋は、農林水産省が各地に「カメムシ注意報」を発令したり、先月には北海道で大量の雪虫が話題になったりしたが、家の近くで虫が大量発生していた場合、室内の明かりにつられて網戸に付いていた大量の虫が部屋に入りかねない。
そのため、印南氏は「滑り出し窓を設置したいけれども虫は苦手という方は、オペレーターハンドルが付いている、固定式網戸の滑り出し窓を検討しましょう」と説明。
「窓は簡単には交換できない箇所のため、新築時の窓選びはそれぞれの特徴をしっかり把握して慎重に行いましょう」と呼びかけている。
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