広域強盗に便乗「あなたの家、狙われている」…不審電話の新手口か 千葉県警が注意喚起

関東など各地で相次いだ一連の広域強盗事件に絡み、警察官を名乗って「狛江の強盗事件のグループ名簿にお宅の住所があった」などとうそを語る不審電話が千葉県内で確認されていることが17日、県警への取材で分かった。強盗への不安を利用した新たな電話de詐欺の手口とみられ、県警が注意を呼びかけている。
県警捜査2課によると、県内では1月下旬~今月10日までに、広域強盗に絡む7件の不審電話を確認しており、その後も同様の不審電話は増えている。電話の内容は「泥棒の容疑者を捕まえたら、そのメモにあなたの住所、情報がありました」「あなたの家を狙っているものがいます」など。同課の担当者は「県警に通報がないだけで、もっと多くの住宅に不審電話がかかってきている可能性もある」と指摘する。
県警生活安全総務課は、今後、同様の手口の電話が増加する可能性があるとし「留守番電話設定にするなどして犯人と直接話さないよう徹底してほしい。不審な電話があれば、速やかに通報を」と呼びかけた。