原発事故“3つの検証”総括を市町村に説明 “冬の避難”に不安の声も 県民説明会は29日から

今年9月に福島第一原発事故に関する、新潟県独自の3つの検証の総括が終了したことを受け、11月17日に県内の市町村の担当者による原子力安全に関する研究会が開かれました。

【長岡市 磯田達伸 市長】
「(柏崎刈羽原発の)再稼働の議論が将来始まる前に整理して、住民にも説明していく責任が我々にはある」

この日は、県の担当者が3つの検証の総括の結果や柏崎刈羽原発で進められている安全対策の現状などについて説明。

市町村の担当者からは、検証の総括に関して「検証で明らかになった課題などを具体的に報告書で示すべき」といった意見が出されました。

また、冬に原発事故が起きた場合の避難に関しては、除雪体制などへの不安の声が上がりました。

【県防災局原子力安全対策課 金子信之 課長】
「我々もそういう部分を受け止めながら、市町村さんと一緒になって取り組んでいきたいし、継続していきたい」

【燕市総務部防災課 深澤賢一 課長】
「市民に理解していただけるような説明の仕方をしてもらいたい」

県は3つの検証の総括についての県民向けの説明会を11月29日と12月25日に開催する予定です。