〈秋の佳子さま〉“眞子さん大好き!”をアピールした佳子さまの秋。ペルーではお姉さまと同じお召し物、ガールスカウトのイベントでは「誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを願う」と力強く明言

「すごく壮大な景色で、写真では拝見したことがあったのですが、この場に立ってみると、オーッという感じがすごくします。何か素敵な空気を感じます」 秋篠宮家の次女、佳子さま、ただいま28歳。11月1日から10日までの日程でペルーを公式訪問された際、4日に眼下に広がる世界遺産マチュピチュの遺跡群をご覧になったときの等身大かつ率直なご感想が話題を呼んだ。日本とペルーの外交関係樹立150周年の記念式典に出席されるという大役を担う公式訪問のなかでのご発言だった。
実はこのご訪問はアクシデントで始まった。佳子さまは羽田空港からアメリカのヒューストンまでANA機で飛び、そこでトランジットしてペルーの首都リマに向かう予定だったが、度重なる機体のトラブルで、ヒューストン出発が丸一日遅れた。だが、一部日程調整を行って、当初の予定をすべて完遂され、スペイン語の手話で聴覚に障害のある子どもたちと交流するという独自色もお出しになった。その一方で、波乱のスタートとなったご訪問の間、佳子さまの姉・小室眞子さんへの姉妹愛が多くの場面で見受けられた。
羽田を出発される際の佳子さま(写真/共同通信社)
「羽田をご出発になるときお召しになられていたミントグリーンのスーツですが、ミントグリーンは姉の眞子さんが小室さんとの婚約内定会見などにお召しになった、いわば勝負カラー。真珠のイヤリングとブローチは2019年7月に眞子さんがペルーに出国したときと同じものでした。眞子さんの愛用品を身に着けることで、4年ぶりの海外公式訪問、そして初めての南米訪問に力を貸してほしい……という思いがあったのかもしれません」(皇室担当記者)ペルーは日系移民の数がブラジル、アメリカに次ぐ世界3位だ。上皇ご夫妻も海外在住の日系人との交流を大切にされてきた。ご両親である秋篠宮ご夫妻や姉の眞子さんも訪れたことのある、皇室ともゆかりの深い南米の国の一つだ。佳子さまは5日には、南東部の古都・クスコにある教会を視察された。「このときのエメラルドグリーンのお召し物は、眞子さんが2017年にブータンを公式訪問されたときのものと同じです。少し肩が落ちているようにも見えるので、若干オーバーサイズだったのかもしれません」(皇室担当記者)7日、佳子さまは首都リマにある大統領府に足を運ばれ、ボルアルテ大統領と面会された。このとき佳子さまは、眞子さんが2018年にブラジル訪問をされたときに着用したグリーン系の振袖をお召しになられた。
2019年ペルーを訪問した眞子さんと同じお召し物の佳子さま(写真/共同通信社)
「このペルー訪問でマスコミが注目していたのは眞子さんとどこかのタイミングで再会するのではないかということでした。佳子さまは眞子さんの衣装を引き継いだことを披露することで、“会おうが会うまいが姉との絆は変わりません”とマスコミに、同時に“衣装にお金は使っていません。節約しています”と国民にアピールする意図があったのでは。改修が終わった秋篠宮邸には引っ越さず、旧御仮寓所で一人暮らしを続けていることで、“税金の無駄遣い”といった国民の批判の声がありますからね」(宮内庁関係者)
帰国早々、12日には都内のホールで開かれた「少年の主張全国大会」に出席された佳子さまだが、ペルーにご出発前も国体や全国障害者スポーツ大会のために鹿児島県を立て続けにご訪問されるなど、大忙しだった。そのなかで先月下旬に都内で開かれた「ガールズメッセ2023」でも、眞子さんの影響を感じさせるご発言があった。
「第45回少年の主張全国大会」のポスター
白地に大きなネイビーのドットが特徴的なふんわりシルエットのワンピースをお召しになった佳子さまは会場に集まったガールスカウトたちを前に、「社会の中では、大人から子どもへ、無意識なものも含め、偏った思い込みが多々あると感じます」と、真剣なまなざしで訴えかけられたうえで、ジェンダー平等が実現して「誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを願う」と力強く明言されたのだ。ある皇室ジャーナリストはいう。「ジェンダー平等は突き詰めたら天皇制の根本にかかわることだが、佳子さまは眞子さんをご覧になって“自由に結婚すらできない”という純粋なお気持ちからジェンダー発言を繰り返されているのでしょう」佳子さまのこれからのご活動から目が離せない。取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班