新たな音声を入手…手術控えた職員に「お前、死んだら香典いくら?」東郷町長が別の“ハラスメント発言”か

愛知県東郷町の町長がハラスメント行為を繰り返していた問題で、町長が手術を控えた職員に対し「お前、死んだら香典いくら?」などと発言していたことが、新たにわかりました。

東郷町の井俣憲治(いまた・けんじ)町長は、複数の職員に対して「アホ」「バカじゃねえか」などのパワハラ発言や、女性職員にセクハラとみられる言動をしていたことが明らかになっています。

東海テレビでは井俣町長が10月25日に、手術を控えた職員に対してハラスメントと取れる発言をしていた音声を新たに入手しました。

井俣町長:
「お前ん家、何宗?葬式やるっていったら何宗?」

職員:
「えーっと、西本願寺」

井俣町長:
「西本願寺って東郷町あそこしかないぞ」

職員:
「死ぬこと前提じゃないですか」

井俣町長:
「お前、死んだら香典いくらぐらい?」

この発言について21日、井俣町長は…。

井俣町長:
「僕の声ですね。冗談のつもりでといいますか、その時はその思いしかなかったんですけども、そういう会話になってしまったということでありまして。親しき仲にもあってはいかん言葉の一つだと、今認識しているところです」

東郷町議会は21日朝、委員会を開き、井俣町長への不信任決議案を提出する臨時議会を11月27日に召集することを決定しました。

不信任決議案が可決された場合、井俣町長は10日以内に議会を解散しなければ失職することになります。