お笑いタレントの喜舎場泉さん、認知症をテーマに介護喜劇 自身も母の介護を経験「泣いて終わる作品にはしたくなかった」 26日に那覇市のてぃるるで

認知症を題材に、母と娘のやりとりや老人ホームで起こるどたばたを盛り込んだ介護喜劇「心の花」が26日午後2時から、那覇市の県男女共同参画センターてぃるるで上演される。お笑いタレントの喜舎場泉さん=写真右=が若年性認知症を患う母親役で、娘役の大城優紀さんとのダブル主演となる。喜舎場さんは「認知症は誰でもなり得る病気。暗く悲しいイメージではなく、思いっきり笑って、すっきりできる舞台にしたい」とPRした。 実家がデイサービス事業所で、劇団「リバースザワールド」座長の西平寿久さん=同左=が脚本・演出を手がける。主役に「この人しかいない」と喜舎場さんを選んだのは、喜舎場さんが認知症の実母・初子さんとの日々をコントを交えて講演しているのを知ったからだという。 9月にオファーを受けた喜舎場さんが出演の条件にしたのは、台本を喜劇に書き換えること。「普段こんなに準備期間の短い仕事は受けないが、引き受けたのは認知症がテーマだったから。やるからには泣いて終わる作品にはしたくなかった」と明かす。過去にも同タイトルの介護演劇を上演した西平さんは「これまでと同じテーマでも、圧倒的に笑いの場面が増えた。たくさんの人に見てもらいたい」と呼びかけた。 出演は劇団のメンバーら10~80代の25人。入場料は大人3千円、中学生以下の子ども千円。(デジタル編集部・新垣綾子)お笑いタレントの喜舎場泉さん、認知症をテーマに介護喜劇 自身…の画像はこちら >>