「歩行者が多いところでは自転車は降りて」の伝統受け継ぐ 愛知・刈谷市で中学生が交通安全呼びかけ

「歩行者が多いところでは自転車は降りて」。愛知県刈谷市の中学生が通学路で安全運転を呼びかけました。20日午前7時半すぎ、ヘルメットをかぶり、自転車に乗って続々と登校する中学生。学校の手前の大きな横断歩道にさしかかると、自転車を一斉に降り、自転車を押して渡っていきます。
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刈谷市立刈谷南中学校では、小学生の通学ルートと重なり交通量の多い交差点は自転車を押して歩くのが伝統になっています。20日朝には交通安全委員の中学生が刈谷警察署の警察官らおよそ20人と一緒に交差点に立ち、生徒や地域の人に交通安全を呼びかけました。
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(刈谷南中学3年永井賢人さん)「自転車をそのまま乗っていくと、一般の人とぶつかったり、けがをする可能性があるので、降りて渡っています。後輩たちにはこの伝統をいつまでも受け継いでほしい」
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(刈谷警察署 清永芳弘署長)「自転車を押して歩くことによって、自らの交通安全と歩行者の安全にもなる。良いところばかり。子どもたちがやることで大人も刺激されて、やらないといけないなと感じてもらえたら」愛知県内では2022年の1年間で中学生の登下校中の自転車事故は119件あり、2021年より34件増えています。