朝ドラ『ブギウギ』、「親の死に目に会えない」は親不孝? 「くだらない美徳」との声も

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22日放送のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』の内容から、X(旧・ツイッター)で「親の死に目」がトレンド入り。この言葉をめぐり、さまざまな意見がみられる中、言葉の由来について調べてみると…。

この日の『ブギウギ』では、東京で公演を行っているスズ子(趣里)のもとに、大阪の母の危篤を知らせる電報が届く。
しかし、演出家から「舞台を生業にしている者は親の死に目に会えないと思っていただきたい」と返され、作曲家の羽鳥(草彅剛)からも厳しいアドバイスを受ける…という展開となった。

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この演出家の言葉が気になった人が多かったようで、Xでは「親の死に目」がトレンド入りした。
「日本人のくだらない美徳に縛られる必要なんてない」「どんなに相手を思っていてもタイミングが合わずに会えないことなんていくらでもある。この悪いこと意識があると感じる必要のない罪悪感まで背負っちゃうんだよ」といった声や、「仲が険悪でないなら最後くらい看取ってやれよ」「親の死に目に会うことを大切にしている日本を馬鹿にしている人は理解できない」といった反応が見られた。

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その他には「『親の死に目』に立ち会ってもらえる親は、ある意味幸せだ。子供に先に逝かれた親の悲しみは計り知れないよ」「自分が親なら一番の親孝行は子が幸せになることと、そして親から独立している(親がいなくなっても生きていける)こと」といった声が。
また、「大切なのは生きてるうちにどれだけ時間を共有するか」「生きてるうちにしてあげたいことはやってあげな」との意見もあがっている。

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これらの反応は「親の死に目に会えない」を「親の臨終の際に立ち会えない、看取れない」という意味と捉えての話だ。
ただ、「親の死に目」と聞くと、「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」と古くからの言い伝えを思い出す人も多いはず。そのため、一部ユーザーからは親より先に死ぬことが本来の意味ではないかと指摘する声もみられている。