ハイスペ男子総合研究所によるハイスペック男子の落とし方 第82回 ハイスペック男子はコミュニケーションの時間がない?

ハイスペ男子総合研究所 所長のしのです。

この連載では、平均年収5,000万円のハイスペック男子の生態・恋愛観・結婚観をリサーチするハイスペ総研が、皆さまからの質問にお答えする形で、彼らに直接聞いたハイスペック男子の落とし方をレポートします。

今回お答えするご質問は、こちら。

ハイスペック男子は忙しいので平日のコミュニケーション時間が少なくなってしまうのが不安です(33歳/大阪府)

この質問者さまは、ハイスペック男子とお付き合いした後、お相手の男性が忙しいので、会う時間などがあまり取れないのではないかと心配しているようですね。

私はたくさんのハイスペック男子とお会いしていていますが、一定の金額までは、確かに年収と忙しさは正比例するケースもあるように感じます。しかし個人のコミュニケーションについては、その男性の考え方によってタイプが分かれるように思います。

例えば、そもそも仕事が好きで、仕事の優先順位がとても高い男性がいます。このタイプの男性は、「仕事をやらなくてはいけない」という気持ちだけではなく、「仕事をしたい」という気持ちが強いため、時間の使い方として仕事を選択する場面は多くなってくるでしょう。
彼らは仕事の優先順位が非常に高いので、パートナーシップや家族との時間よりも、仕事時間を優先します。こういった男性と、ふれあいやコミュニケーションの時間を重要視する女性の組み合わせにおいては、優先するべきことのズレが生じてくるでしょう。

単純にお相手の仕事が忙しいかどうかではなく、仕事やコミュニケーションに対する優先順位に共感できるかどうかの方が、重要なポイントだと思っています。

また、男性の年代によっても傾向があるように感じます。
20代から30代の中でも若い方ほど、がむしゃらに仕事だけを頑張るというよりも、ライフスタイルや家族と過ごす時間などの充実度を優先する方が多いようです。
特に最近の30代に増えてきているのが、「ライフのためにワークがある」という考え方をしている男性です。(ちなみに、ハイスペ総研では、「ネオ富裕層」と呼んでいます!)
彼らは、自分の実現したいライフスタイルがあり、仕事やお金はあくまでそれを実現するためのツールだと考えているので、「有名になるのは面倒だ」という男性も多いのです。

さらに、非常に若い方たちの中では「自分がお金を稼いで良い思いをしたい」というモチベーションよりも、「世の中のために社会貢献をしたい」という価値観を大切にしている男性が増えてきているように感じています。
このように、年代ごとに、仕事に対しての考え方や、人生の中での位置づけは変わってきているように思います。

根本的なところで言いますと、お付き合いしている方とのパートナーシップやコミュニケーションについての不安は、お互いの価値観・つまりはパートナーシップの優先順位が似ている相手を選ぶことが大切です。
そして女性側も、「パートナーシップや彼とのお付き合いだけが自分の人生の全てだ」と決めてしまうよりは、それ以外の部分でも人生を充実させていくと、彼が忙しいという点で悩みすぎなくて済みますよ。

個人的な話をしますと、私は「忙しい人よりも時間にゆとりがある人の方が良いな」と思っているので、今のパートナーは、比較的時間にゆとりがある方を選んでいます。ですから、ご質問者様も、人生の中でどのような時間の使い方をしているパートナーが良いと思っているのか、ご自身の気持ちを確認されてからパートナー探しをされるのがおすすめです。

ご質問者様の婚活を心から応援しています!

吉沢詩乃 よしざわしの 1985年東京生まれ。東京外国語大学卒業後、リクルートで法人営業として勤務、受賞多数。主宰する女性向け恋愛婚活塾「総研アカデミー」は毎期満席で、受講生の96%が告白され、婚約・入籍報告が多数寄せられる。TV・雑誌・新聞などメディア出演多数。著書『なぜ、彼女ばかりがハイスペ男子に選ばれるのか?』『恋愛無双になる方法』(大和出版) ハイスペ男子総合研究所 この著者の記事一覧はこちら