福島第一原発事故の県の3つの検証を巡り、前・検証総括委員長が県の総括を「不十分」としたことについて、花角知事は改めて「引き受けたことを実現してほしかった」と話しました。
3つの検証を巡っては県が各委員会の報告書に矛盾や齟齬がなかったと総括しています。
これに対し、検証総括委員会の池内了前委員長は22日、独自の報告書を公表し、大雪時の避難に関する検証の不十分さや東電の原発を動かす適格性について言及しました。
花角知事は24日の会見で、「個人の発表なのでコメントすることはない」とした上で、検証が福島の事故に関するものであることを改めて強調しました。
【花角知事】
「引き受けた経緯からすれば自ずとやっていただきたいことは決まっていたわけですのでそれを実現してほしかった」
県は11月29日に総括した内容について県民向けの説明会を開きます。