新潟市議会 ペーパーレス化へ『タブレット』導入 新年度予算案の審議始まる

新潟市議会が2月20日開会し、新年度予算案の審議が始まりました。その新潟市議会ではペーパーレス化を図るため、タブレットが導入されています。

【杉山萌奈アナウンサー】
「新潟市議会では、きょうからペーパーレス化を推進するため、タブレット端末が導入されます。さっそく議員同士で使い方を教え合う姿があります」

タブレットを手に議場に現れた議員たち。初回のため、ログインの仕方に戸惑う姿なども見られる中、2月市議会が開会しました。

【新潟市 中原八一 市長】
「私の市政2期目のスタートとなる重要な年であると認識している」

過去最大規模3977億円となった新年度予算案を審議する新潟市議会の2月定例会。中原市長の提案を、議員はタブレットの資料を見ながら聞いていました。

【杉山萌奈アナウンサー】
「2月定例会だけで、これだけの厚さの製本が全議員に配られていますが、今後はタブレット1台にすべて集約されます」

【豊島真 新潟市議会議員】
「各定例会ごとに、この何倍かの紙が配られる。若干訂正があっただけでまた…。やっぱり、無駄だなとずっと思っていた」

今後、タブレットへ完全移行すれば、通信料などはかかるものの、印刷や製本が必要なくなるため、200万円ほどの経費削減につながると言います。

【古泉幸一 新潟市議会議長】
「タブレットで思ったときに検索でき、資料作成も議員としては見やすくなる」

【東村里恵子 新潟市議会議員】
「子どもたちに負けないように、議員もこの1台を持って、仕事に厚みを持っていく」

タブレットの導入で議事はスムーズに進むのか、新年度予算案の採決は3月24日に行われます。