２５日から佐渡市泉で行方不明になっていた同市八幡の無職の女性（８３）が２６日、山中で倒れているところを捜索隊が発見し、その場で死亡が確認されました。
この女性に関連しては２５日、同市泉の林道で脱輪した軽トラックが見つかり、この近くで車の所有者の男性（８５）が死亡していました。
男性は当初、１人暮らしとみられていましたが、警察が親族から話を聞いたところ、妻と２人暮らしであることがわかりました。
妻は行方不明だったため、警察などは２６日朝から捜索を始め、約２時間半後の午前１０時４５分ごろ、山中で冒頭の女性を発見。
捜査の結果、女性は軽トラックの近くで死亡していた男性の妻であることがわかりました。
佐渡市の山中で相次いで夫と妻の遺体が発見されたことになりますが、妻が発見されたのは、藤津川ダムから南西に約１．３キロの地点で、夫が発見された場所から南南東に７８０メートル離れた場所でした。
妻は服を着た状態で横向きに倒れていて、目立った外傷はなかったということです。
警察は夫婦が２人で山に入った可能性もあるとみて、事件と事故の両面で詳しく調べています。