6歳児が「バタンと倒れた」と通報し祖母が命拾い オペレーターにうめき声を聞かせる

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子供がいる人は、「もしも事故や急病人が発生し、そこに自分しかいなかったらどうするか」について話し合ったことはあるだろうか。時には救急車を呼ぶことも必要だが、幼い子はその方法を知っているだろうか。
男児が大切な人の命を救った一例を、アメリカ・フロリダ州の『Fox35 Orlando』『WESH-TV』などが報じている。

フロリダ州で19日、「人命救助に貢献した」として、6歳の男の子が地元の消防救助隊から「ヤングヒーロー賞」を授与された。
携帯電話を手に911番通報をし、動揺しながらも緊急通報指令室のオペレーターに祖母の体調の急変を伝え、救急車を要請したことが評価されたという。

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男の子は同州オレンジ郡在住で、幼稚園に通っているジェームズ・ガルシアくん(6)。そしてジェームズくんの通報により命拾いをしたのは、祖母のローザさんだ。
4日、ローザさんはジェームズくんを預かり、ふたりはローザさんの自宅で過ごしていた。そんななかで突然ローザさんが倒れ、奇妙なうめき声をあげた。

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ジェームズくんは通報で、具体的に病状を伝えることはあまりできなかった。ただ祖母のうめき声をオペレーターに聞かせ、「おばあちゃんが急におかしくなって…こわいです。でも、何が起こったのか分からないです」と告げたという。
さらに「バタンと倒れた」という表現も決め手となり、オペレーターは58分署に救急車の出動を要請。隊員らの到着まで、ジェームズくんと会話を続けた。

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隊員らが到着すると、ジェームズくんはオペレーターの指示に従って玄関の扉を開けた。始終責任感に満ちた対応ぶりだったといい、倒れている祖母を救急車に乗せると、隊員はジェームズくんを「えらいぞ、よく頑張ったね!」と褒めたたえたという。
すでに回復しているローザさんは、メディアの取材に「ジェームズをこの上なく誇らしく感じているわ。私の最愛の孫、ナンバーワンね」と笑顔で語っている。