〈J1アルビ〉横浜FMとスコアレスドロー「攻撃でまだまだの部分が」 最終順位は10位以下に【新潟】

サッカー明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は11月24日、アウェーで横浜F・マリノスと対戦。試合は互いに1点を決めきれず、スコアレスドローとなりました。

勝って1桁順位を目指すアルビと1位を勝ち点差2で追いかけるマリノスとの対戦は激しく主導権が入れ替わる展開となります。

前半8分、ボールを奪った小見から高木、そして右サイドの太田とつなぎ、その太田がカットインしてシュート。これは相手のブロックで枠を外れます。

前半は、このシュート1本に留まったアルビ。対するマリノスは外国人フォワードを中心にアルビゴールに迫ります。

しかし、新潟の守護神・小島が好セーブを連発。互いに無得点で試合を折り返します。

ただ、後半も猛攻を続けるマリノス。後半6分、クロスのクリアボールにエウベルが頭で合わせますが、これも小島のビッグセーブで切り抜けると、今度は攻撃陣が魅せます。

後半11分、ボールと人が連動する新潟らしいパス回しで相手の守備を崩し、最後は小見がシュート。

この決定機逃すと、今度はマリノスにカウンターからチャンスをつくられます。これに渡邉が冷静に対処。ノーファールでボールを奪い返し、相手に得点を与えません。

この拮抗した試合のリズムを変えようと、アルビは後半24分に三戸と長倉を投入。すると、その三戸がチャンスをつくります。

右サイドでボールを持った三戸が相手を交わしシュート。こぼれ球に谷口が反応しますが、ゴールならず。

後半41分、スルーパスを受け長倉が、アディショナルタイムには三戸が相手キーパーと1対1のチャンスを迎えますが、これを決めきれず…。

リーグトップの得点数を誇るマリノスを守備陣の奮闘で無失点に抑えながらも決定力を欠いたアルビ。

スコアレスドローで勝ち点1を積み上げましたが、9位の川崎が勝ったため、勝ち点差が5に広がり、1桁順位の望みは絶たれてしまいました。

【アルビレックス新潟 小島亨介 選手】
「(相手の)シュートに関しては冷静に対処できたように思うが、攻撃の部分で、まだまだの部分があったので、そこはしっかり改善していきたい」

勝ち点42のアルビは現在10位。ただ、下位のチームの結果次第では、順位が下がる可能性もあるので、最終節は勝って終わりたいところです。

最終節は12月3日。ホームでセレッソ大阪と対戦します。