キン肉マン原作者・ゆでたまご嶋田が嘆いた『ヘルプマーク』の現状 「正義はないのかこの日本」

2023年11月26日、人気漫画『キン肉マン』の原作者で、漫画家ユニット『ゆでたまご』の嶋田隆司さんがX(Twitter)を更新。
難病や内部障害など、外見からは分からない疾患を周囲に知らせる、ヘルプマークを付けることになったと明かしました。
嶋田さんは変形性膝関節症で右膝の手術をしており、同月13日に退院したばかり。リハビリに励んでいることをInstagramで報告しています。
Xの投稿で、嶋田さんは「席は誰も譲りません」とヘルプマークへの理解度の低さを嘆いており、反響を呼んでいました。
ヘルプマークをつける事になりました。しかし席は誰も譲りません。私はマタニティマークやヘルプマークの方を見るといつも席譲ってました。一度優先席に座っていたおばあさんが 私に席譲ってくれる素振り見せてくれました。流石に駅も近いのでそれは断りました。正義はないのかこの日本 #キン肉マン… pic.twitter.com/0s1GAy7Ssy
「正義はないのかこの日本」と、憤りをつづっていた、嶋田さん。
街中や公共交通機関などさまざまな場所で、周囲からの配慮を必要とするヘルプマークを身に付けた人は見かけます。
しかし、マークを付けているのに席を譲ってもらえないケースは少なくないようです。
投稿には共感の声など多くのコメントが寄せられています。
・同じく譲ってもらったことはない。どちらかというと優先席に座っていても、文句をいわれないための装備品だと思ってる。
・分かります。妊娠中に満員の車内で席を譲ってもらえなかった。愛のない人が増えたのか、もともと少ないのか…。
・ヘルプマークを見た人は、声を掛けづらかったらそっと立つだけでも!もっと広まってほしいです。
・スマホを見ていてマークに気付かないことも。困っている人がいないか、周りを見渡すことって大切ですね。
コメントの中には「マークを初めて見た」という声もあり、まだまだ世間での認知が高くないことがうかがえます。
嶋田さんは続けて投稿し、「ヘルプマークの意味は、せめてキン肉マンファンの方は覚えておいて」と呼びかけていました。
[文・構成/grape編集部]