松本零士さん逝去に、『銀河鉄道』歌うタケカワユキヒデが追悼 コメントに心打たれる

日本の漫画界を代表する1人であり、『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『クイーン・エメラルダス』など数々の名作を生み出した、漫画家の松本零士さん。
2023年2月13日に、85歳で松本さんが亡くなったことが、同月20日に分かりました。
松本さんの逝去に対し、ネットでは松本さんの作品に影響を受けたクリエイターをはじめ、世界中のファンから悲しむ声が上がっています。
松本さんが生み出した作品の中でも、特に知名度の高い『銀河鉄道999』。アニメ化や舞台化、ドラマ化など、さまざまな形で展開されました。
また、音楽バンド『ゴダイゴ』による、映画版の主題歌『銀河鉄道999』は、幅広い世代に親しまれている楽曲です。
松本さんの旅立ちが報じられた同日、『ゴダイゴ』のメインボーカルを務めるタケカワユキヒデさんが、自身のウェブサイトを更新。
タケカワさんは、松本さんが亡くなったことに対する動揺をあらわにし、過去の思い出をつづりました。
松本零士さんが亡くなった。信じられない。コロナもあって長い間お会いしていないので、現実という気がしない。残念だ。
2000年にテレビの収録で松本さんのご自宅を訪ねた時と、2016年に山陽新幹線の発車ベルに銀河鉄道999が選ばれた時の記念式典でご一緒した時の写真を見つけた。
これは、2000年にお会いした時に、僕が自分のファンクラブの会報に載せた文章だ。
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松本零士さんとお会いするのは、これで、10回目ぐらいになったでしょうか。会う度に、松本さんが、打ち解けてくださっているような気がします。お会いした時に、うれしそうな顔をしてくれるのが、僕にとっては、最高の御褒美です。
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ご冥福をお祈りしたい。

タケカワユキヒデ ーより引用
これまで『銀河鉄道999』関連のイベントで、たびたび松本さんと顔を合わせてきた、タケカワさん。
近年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大で会う機会が減っていたものの、作品に関わってきた1人として、松本さんの旅立ちが受け入れられないといいます。
『ゴダイゴ』による楽曲『銀河鉄道999』が2023年現在も愛されているのは、松本さんによる素晴らしい原作と、その世界観を見事に表現したタケカワさんらのセンスあってこそでしょう。
楽曲『銀河鉄道999』は、きっと松本さんが星の海に旅立った後も、作品の魅力を多くの人に届けてくれるはずです。
[文・構成/grape編集部]