愛知県豊橋市が進める新アリーナの建設計画に反対する市民団体が、計画の是非を問う住民投票を目指して行った署名活動で、市民団体は28日に約1万9000人分の署名を提出しました。
新アリーナの建設予定地は津波避難ができない場所?「非常にずさ…の画像はこちら >>
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28日、市民団体が台車に乗せて持ち込んだ段ボール箱。中には住民投票を求める豊橋市民の「署名簿」が入っていました。署名活動は、豊橋市が進める「新アリーナ」建設計画に反対する市民団体が、計画の是非を問う住民投票を求めて、10月24日から11月23日まで行っていたもの。
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老朽化が進む豊橋市総合体育館は市街地から遠く、市は「新アリーナ」を市の中心部にある豊橋公園内に建設し「賑わい」の核にしようと考えています。しかし、その建設場所について、市民団体が待ったをかけたのです。(住民投票の実現をめざす市民の会・藤田茂樹共同代表)「(近くに)朝倉川があるから大丈夫か?と調べなかったのか…」
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新アリーナの建設予定地は、近くの朝倉川が氾濫した際、建物の被害が想定される「家屋倒壊等氾濫想定区域」に含まれていたことが、ことしに入って判明。市はすぐ南側にある豊橋球場を移転させ、その跡地に建設すると計画変更を決めましたが、今度はまた別の問題が…
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(住民投票の実現をめざす市民の会・藤田茂樹共同代表)「(球場の)移転先が津波の避難ができない場所。いま(市が)やっていることが非常にずさんで、市民の安全を無視しているという意味では問題が大きい」野球場の移設先が津波の「特定避難困難地域」に指定されていたのです。(豊橋市 多目的屋内施設整備推進室 大林均世室長)「(移転先は)盛り土などの対応をしながら津波対策をやっていこうと思いますし、特定非難困難地域も避難場所があれば除外することができる」2027年度の開業を目指す市は先月から事業者の選定を始めました。「賑わい」を作りたい市と「安全」を求める市民団体。
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市民団体が署名活動を行ったのは去年に続き2回目で、去年は住民投票の実施を市長に求めるために必要な有権者数の50分の1以上の署名が集まりましたが、議会に否決され、実施には至りませんでした。そして、28日…(住民投票の実現を目指す市民の会 佐藤清純共同代表)「これが署名簿でございます。たくさんある一部ですが、よろしくお願いいたします」
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市民団体は必要な約6000人分の署名の3倍となる、1万8657人分の署名が集まったとして、市の選挙管理委員会に署名簿を提出しました。(住民投票の実現を目指す市民の会 佐藤清純共同代表)「ぜひこの声をしっかり受け止めていただいて、いったん(計画を)中止して、市民に賛否を問うことを行って欲しい」
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選挙管理委員会は、署名簿を選挙人名簿と照らし合わせ、20日以内に記入された署名が有効かどうか審査することにしています。
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