上空の映像で確認。
中国人民解放海軍に配備予定で現在、建造が続けられている空母「福建」で電磁カタパルトのテストが行われている可能性があると、海外のミリタリー系メディアが報じています。
異色の「電磁カタパルト空母」中国でも爆誕へ!? 「福建」就役…の画像はこちら >>進水式での空母「福建」(画像:中国人民解放海軍)。
中国のSNSである「微博」で2023年11月26日、旅客機の上空から中国のミリタリー愛好家が撮影した「福建」のカタパルトに当たる位置からなにかを発射している様子がとらえられた動画が公開されました。その後微博のほかにX(旧:Twitter)でも、複数の人が撮影した動画や画像が拡散されています。
「福建」は現在、上海の長興江南造船所で艤装の最終段階に入っており、就役に向けたテストである可能性も高いとみられています。動画では水しぶきのようなものが確認でき、これは射出テストで使用されるテスト用のダミーウェイトが落下したものと思われます。動画の真偽ははっきりとしないものの、中国政府は時々こうした新兵器関連の動画・画像の拡散を放置しているときもあり、なんらかの目的のために黙認している可能性も高いとも考えられます。
なお、電磁カタパルトを2023年11月時点で実用化しているのは、アメリカ海軍の原子力空母「ジェラルド・R・フォード」のみです。