『サンモニ』、「ロシア勝利か人類滅亡かの二択」偏った考えの映像に疑問の声「ウクライナが抵抗するのが悪いと言っている」指摘も

19日放送『サンデーモーニング』(TBS系)の「風をよむ」で、橋谷能理子キャスターが読み上げた原稿に疑問の声が相次いでいる。

橋谷キャスターは番組終盤の「風をよむ」のコーナーで、「ロシアによるウクライナ侵攻」に言及。その中で、「(昨年2月)24日に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻。ロシアの圧倒的な軍事力によって戦闘は短期間で終結するかに見えました。ところが」と読み上げる。

>>『サンモニ』寺島氏、「ウクライナにも原因がある」「大統領はコメディアン」発言で批判<< すると、ウクライナのゼレンスキー大統領が「私たちの国を守る」と話す映像が流れ、橋谷キャスターは「ウクライナの頑強な抵抗に加え、欧米からの軍事支援によってロシアの侵攻は膠着状態に陥り、戦闘は長期化の様相を見せたのです」「ウクライナは徹底抗戦の構えを崩していない」と、「ウクライナが抵抗をしたため戦争が長期化している」とも受け取れるナレーションをする。 さらに番組は、ロシアのアレクサンドル・ドゥーギンという人物が「ロシアが勝利するか人類滅亡になるかの二択です。3つ目のシナリオはありません」などと、かなり偏った考えを述べる様子を放送した。 橋谷キャスターが読み上げた、番組によるロシアのウクライナ侵攻に対する考えに、一部視聴者から「これはひどい。まるでウクライナが抵抗するのが悪いと言っているようなものではないか」「悪いのはどう考えてもロシアだろ」などと疑問の声が上がる。一方で、「1つの意見として尊重されるべき」などの声も出ていた。 『サンデーモーニング』はこれまでにも、出演者がロシア擁護とも取れる発言を繰り返し、批判を受けている。番組が発信する風を、疑問視する声も少なくない状況だ。