サンドイッチ1個が100万円? クレカ払いの入力ミスで返金トラブルに発展

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アメリカで、1,000円ほどのサンドイッチをクレジットカードで購入した女性が、後日に口座から100万円ほど引き落とされてしまい、大騒動に発展した。『WSB-TV News』『NBC News』などが伝えている。

10月23日の昼頃、ジョージア州在住の女性が、大手ファストフード店を訪れた。女性は常連客で、よく同店で昼食をとっていたという。
この日もお気に入りのサンドイッチ、イタリアンサブをオーダーして、7.5ドル(約1,100円)をクレジットカードで支払った。なお、イタリアンサブは、サラミ、ペパロニ、ハムなどが入った普通のサンドイッチだ。

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トラブルが発覚したのは数日後だった。女性がクレジットカード会社からの請求額を確認していたところ、10月23日に購入したサンドイッチに対し、7,112ドル(約106万7,000円)を支払ったことになっていたのだ。
当時のレシートを引っ張りだして確認したところ、イタリアンサブの金額は7.5ドル(約1,100円)で間違いないが、その下のチップ欄に7,105ドル(約106万6,000円)と記載されていた。
思い返してみると、支払い時にポイント獲得のため、タッチパネル画面に自身の電話番号を入力した。このとき女性は、画面がチップ入力画面に変わっているにもかかわらず、入力を続けてしまったのだろうと、地元のテレビ局『WSB-TV』に話している。

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女性はクレジットカード会社に急いで連絡を入れて、金額間違いを説明しながら返金を求めた。しかしクレジットカード会社は返金を拒否。その理由を、「ファストフード店に確認した結果(この金額で支払いは間違いない)」と説明した。
そこで今度はファストフード店の店長に直談判して訂正を求めるも、店長も返金を拒否してきた。何度か話し合いの場がもたれるも、状況は変わらない。女性は仕方なく地元のテレビ局に連絡を入れて、返金トラブルの体験談を報告したそうだ。

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11月20日にテレビ局が女性の体験談を報じたところ、当該ファストフード店は素早く反応。女性に直接連絡をしてきて、「金額訂正をリクエストされているのは承知しています。今現在、返金手続きを取っている最中です」などと説明したという。
数日後、ようやくチップ代の106万円ほどが女性の口座に返金になった。解決まで1ヶ月ほど要したが、女性は「(解決できて)ほっとしました。もうポイントはこりごり。こんな大変なトラブルになってまで(ポイント獲得を)やる価値はありません」と、各社取材に答えている。