新潟大学の研究グループが暑さに強いコメを目指して開発した品種「新大コシヒカリ」の今年の実証実験の結果が報告されました。
【新潟大学農学部 三ツ井敏明 教授】
「今年の猛暑・少雨の影響は大きく、NU1号(新大コシヒカリの品種)の平均整粒率は61%で、昨年に比べ、見た目の品質の低下がみられた」
新大コシヒカリも猛暑の影響を受け、粒の整い度合いを示す“整粒率”が去年より20%ほど低い61%となった一方、同じ条件で栽培したコシヒカリBLよりは整粒率が14%高い結果となりました。
また、食味は高い評価を維持していて、三ツ井教授などは引き続き、高温に強いコシヒカリを作るため研究を続けていく考えです。