子供の食育にも! 雪印メグミルクが教える「手作りバター」の作り方

焼き立てのトーストにバターを落とせば、じゅわぁと溶けて、その香りに食欲を刺激される人も多いことでしょう。
実は、コツさえ知っていれば、身近な材料だけで自宅で簡単に手作りできます。塩分の調整もできますし、子供と一緒に楽しみながら取り組めるので、一石二鳥です。
雪印メグミルクのサイトを元に、バターの作り方を紹介します。
雪印メグミルクのお客様センターに寄せられた「バターは手作りできますか」という質問に対する回答として、作り方を詳しく公開してくれています。
用意するものは、以下のとおりです。
・乳脂肪分40%以上の生クリーム 200
・食塩 少々
・広口のふた付き容器(1程度の液体が入るもの)
生クリームと容器は、冷蔵庫にて事前にしっかり冷やしておきましょう。
生クリームを容器に入れたらふたをしっかりと閉め、10~20分間しっかりと振ってください。中身が徐々に液体と固体に分離され、音が変わってくるはずです。
この固形物のみをボウルに取り出し、ゴムベラなどで均一に練り上げれば、手作りバターの完成です。
取り出したままの固形物は、塩分を含まない「無塩バター」となります。最後の工程で塩少々を加えれば、「有塩バター」となるので、途に合わせて調整してみてください。
手作りバターに挑戦する際に、注意したいポイントは以下の3つです。
・乳化剤を使っていない生クリーム(純乳脂肪)を使用すること
・生クリームと容器はしっかりと冷やした状態で使用すること
・作ったバターは早めに食べ切ること
手作りバターを作る時にポイントになるのが、原材料として使用する生クリームの種類です。
ホイップ用に調整されたクリームには乳化剤が添加されているため、バターができるまでに時間がかかります。そのため、バターを手作りされる場合には、乳化剤を使っていない生クリーム(純乳脂肪)のご使用をおすすめします。
雪印メグミルクーより引用
動物性の生クリームで、できるだけ脂肪分の高いものを選びましょう。
また、生クリームや容器は事前に冷やしておくことも大切ですが、振っている最中に冷やすのもおすすめ。保冷剤を当ててタオルでくるみながら振ると、素早くバターができるでしょう。
でき上がったバターには、保存料や防腐剤が含まれていないため、なるべく早く食べ切ってください。
200の生クリームからできるバターの量は、約80gとのこと。トースト1枚に使うバターの量は、5~10g程度のため、一気に使い切るのは難しいでしょう。
手作りバターは長期保存に向かないため、生クリームの量を調整し「使うぶんだけ作る」のもおすすめです。調理手順としては「入れて振るだけ」と簡単なので、子供の食育や自由研究にもぴったり。ぜひ親子そろって取り組んでみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]