沖縄県本島北部一帯で、黄色の花を咲かせたキクイモが北風に揺れている。名護市我部祖河でも県道71号から山並みを背景に見ることができる。 付近に住む宮城都さん(73)は「キクイモの花もヒマワリに似て季節を彩るね。誰かが植えたものではないみたいだけど花は良い」と話した。 キクイモ(キク科ヒマワリ属)は北アメリカ原産の多年生植物。国内では菊の花に似ているところから菊芋の名称が付いた。繁殖力が強く土を選ばないことから世界各地に分布し、自生する。葉や塊茎(かいけい)が食用となる他、サプリメントやパウダーなどの健康食品としても販売されている。(島袋仁明通信員)