「貯蓄額や投資額は年収よりも聞きづらい」婚活者の86% – 最も気になる相手のお金事情は?

松井証券は12月7日、「婚活とお金事情に関する実態調査」の結果を発表した。調査は11月、20~40代の婚活男女300名、および婚活を経て結婚した20~40代の男女300名を対象にインターネットで行われた。
○結婚相手「最初に重視する条件」は?

婚活中の男女300名に、「結婚相手を探す際、最初に重視する条件」については、「顔」(78.7%)、「年齢」(78.0%)、「年収」(59.0%)が上位に。しかし一方で、90.4%(男性88.7%、女性92.0%)もの人が「お金のことは聞きたくても交際前は聞きづらい」と思っていることが明らかに。「投資額や貯蓄額は年収よりも聞きづらい・知るきっかけがない」でも85.7%と高い割合を示した。

では、交際前のデートではどんなことを話しているのか、質問したところ、「趣味」(77.7%)、「仕事」(53.0%)、「性格」(38.0%)と続き、「お金」(11.7%)は最下位に。

また、婚活中の男女300名に「結婚相手を探す際、お相手のお金事情について気になるもの」を尋ねたところ、「年収」(63.0%)をおさえ、「お金の使い方の価値観」(69.3%)が最も多い結果に。続く3位には「貯蓄額・貯蓄歴」(55.0%)がランクインした。
「結婚相手の決め手」は?
次に、婚活を経て結婚した男女300名に対し、「結婚相手の決め手」を尋ねたところ「性格・考え方が魅力的」(78.3%)、「顔・見た目が好み」(70.0%)、「お金に関する価値観が合う」(68.7%)が上位に。

また、「お相手のお金事情について話し合ったタイミング」を聞くと、「婚約後・結婚後」が43.7%と最も多く、次いで「交際中」が41.0%。「交際前」はわずか6.0%と、相手選びで重要な要素であるにも関わらず、お金事情については結婚を決めた婚約後に話した人が多いことがわかった。

続いて、「結婚前にもっと話しておけばよかったと思うこと」を教えてもらったところ、「お金について」(35.0%)、「ライフプランについて」(子ども有無など)(30.3%)、「家事について」(25.7%)が上位に。また、48.0%が「交際開始後にお金についてギャップを感じたことがある」と回答し、具体的には「計画的に資産形成できていない」(47.9%)、「マネーリテラシーが低い」(25.0%)、「年収は高いが金遣いが荒い」(16.7%)と、お金に関するお相手との意識の違いや後悔が。

そこで、「ライフプランやお金のことについて、結婚相手と話せているか」と聞くと、51.4%が「話せている」と回答。次いで、「夫婦仲の良さ」について尋ねると、話せている家庭は68.4%、話せていない家庭は26.4%が「夫婦仲が良い」と回答し、ライフプランやお金のことについて話せている家庭の方が夫婦仲が良いことが明らかに。

また、「人生の幸福度」や「将来への期待感」についても、話せている家庭の方がポイント数が高く、その差はともに45.1ポイント差に広がる結果となった。