2017年に誕生し、その愛らしい姿で多くの人をとりこにした、ジャイアントパンダのシャンシャン。
東京都台東区にある東京都恩賜上野動物公園(以下、上野動物園)のアイドル的な存在であるシャンシャンは、生まれた頃からたくさんの人に見守られて成長してきました。
そんなシャンシャンですが、中国との協定に基づき返還されることに。新型コロナウイルス感染症の影響による度重なる延期の末、2023年2月21日に日本を離れることになったのです。
シャンシャンが返還される21日、上野動物園には旅立ちを見届けるべく、朝から多くの人が集まりました。
朝7時、シャンシャンを乗せたトラックと、動物園の職員、獣医師が乗った車が成田空港へ向けて出発。およそ150人が集まり、手を振りながら出発を見届けました。
同日12時、上野動物園はTwitterアカウントを通して、シャンシャンを乗せた飛行機が無事に離陸したことを報告。
投稿に対し、多くの人から「シャンシャン、元気でね」「今までありがとう!」といったメッセージが寄せられています。
シャンシャンは、定刻12時45分に成田国際空港を離陸し、成都双流国際空港に向けて、無事に旅立ちました。
シャンシャンは同日夕方頃に中国の四川省にある成都双流国際空港に到着予定とのこと。その後、ジャイアントパンダの保護研究センターに向かうそうです。
シャンシャンの今後の生活が楽しいものであることを、たくさんの人が祈っていることでしょう。
[文・構成/grape編集部]