河野太郎氏、生放送で「政治資金パー券問題」に見解…「きちんとウミを出し切ることが大事」

河野太郎デジタル相が10日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜・午前7時半)に生出演した。
番組では、自民党派閥の政治資金パーティー券問題で、安倍派(清和政策研究会)の6幹部側が派閥から還流を受けていたとみられることを報じた。
いずれも政治資金収支報告書に収入として記載はなく、裏金となった可能性がある。松野博一官房長官と西村康稔経済産業相は派閥の実務を取り仕切る事務総長の経験者で、現在は高木毅国対委員長が務める。
東京地検特捜部は13日の国会閉会後、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)容疑での捜査を本格化させる。歴代事務総長への任意の事情聴取を検討しており、清和会の会計責任者ら事務方からの報告内容などについて調べるとみられる。
還流を受けた疑いが9日判明したのは、西村氏と塩谷立座長、萩生田光一政調会長。既に疑惑が表面化していた世耕弘成参院幹事長を含めた6幹部のうち、塩谷氏を除く5人は安倍派の実力者「5人組」のメンバー。
今回の問題で河野氏は、コメンテーターで元大阪府知事の橋下徹氏から自身が所属する麻生派について「記載は大丈夫なんですかね?」と問われ「特に問題はないと聞いております」と述べた。
さらに安倍派で起きている「裏金疑惑」への見解を問われた河野氏は「安倍派に所属したことがないんで、そこはわかりませんが」とし「政治資金はきちんと記載をするというのがルールですから、そこは記載をしていないのは、これは法律にも違反することでなかなか申し開きもできないということでありますから、ここはきちんとウミを出し切ることが大事なんだと思います。国民の政治不信が高まるなかで、ちゃんとルールに基づいて政治資金を取り扱うことが最低限のことですから。まずそこはしっかり確認するということです」と述べた。