甘い匂いに誘われた? ある食べ物の空き瓶に入っていた動物に「かわいそうに」

イタリアのヌテラ社が販売しているチョコレート風味のスプレッド『ヌテラ』。
このヘーゼルナッツとココアを混ぜた甘いヌテラが好きなのは、人間だけではないようです。
イギリスの野生動物保護団体『ハート・ワイルドライフ・レスキュー』に、「ヌテラの瓶から出られなくなっている動物がいる」という連絡がありました。
発見されたのは、『ヌテラ』の空き瓶の中で動けなくなっていた小さなハリネズミ!
『ヌテラ』の甘い匂いにつられて瓶の中に入ったものの、出られなくなってしまったようです。
『ハート・ワイルドライフ・レスキュー』のオリビアさんは、コーヒーをかき混ぜる木製のマドラーを使って、ハリネズミの背中を軽くひっかいてみます。
するとハリネズミが体を丸めたので、彼女はハリネズミの前脚をつかんで優しく瓶から引っ張り出すことに成功しました!
ハリネズミはケガはしていませんでしたが、検査の結果、体内に寄生虫が見つかったため、治療をしているといいます。
『ハート・ワイルドライフ・レスキュー』のFacebookの投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。
・かわいそうに。気温も下がっている時だから、見つけてもらえてよかったね。
・瓶をリサイクルに出す時は、蓋を付けたままにしたほうがいいんじゃないかな。
・捨てる時に蓋をする、しないの意見があるけど、もし瓶がきちんと洗われていたら、ハリネズミは入ってきただろうか?
投稿には「このハリネズミがどうやって瓶の中に入ったのかは分かりませんが、発見されたのは信じられないほど幸運でした!」とつづられています。
捨てられた食品の空き瓶や袋などに動物が顔を突っ込んで抜けなくなることは珍しくありません。
食べ物が入っていた容器は洗ってから、動物の手が届かないように所定の場所に捨てることが大事でしょう。
動物たちの命を守るためにもゴミのポイ捨てをしないなど、それぞれができることを行っていきたいですね。
[文・構成/grape編集部]