「30代の娘が未婚で世間体が悪い」と嘆く母親がうつ病に 結婚観に世論が割れる

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結婚を焦らない人が増える一方で、いわゆる「適齢期」を過ぎた子供が結婚しないことを心配する親も少なくはないようだ。精神的に不安定になるほど悩んだ母親と世間の反応について、『AsiaOne』など海外メディアが伝えている。

中国・江蘇省で暮らすザオさん(59)という女性には、一生懸命育てた娘がなかなか結婚しようとせず、30代になった今も独身のままでいることが気になっていた。
「もしかして、私が悪いのだろうか」と自分を責めるようになったが、親として黙っているわけにもいかない。何度も今後について話し合ったが、そのたびに喧嘩になり、親子関係がぎくしゃくするだけだった。

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娘のことで気をもんだザオさんは次第に落ち込むようになり、一日中泣くなどして家族に心配をかけるようになった。
さすがにこのままではまずいと感じた家族が、ザオさんを病院へ連れて行ったところ、うつ病を患っていることが明らかになった。
医師によると、ザオさんは家から出るのを拒否するほど症状が悪化していたのだという。「地域の人たちに『あの家の娘は嫁に行っていない』と噂されている」と感じていたからで、それが原因でひどい劣等感に悩まされていたことも判明した。
だが治療に効果があり、ザオさんはずいぶん元気になったと伝えられた。

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ザオさんのケースは中国のSNSユーザーらの間で話題となり、さまざまなコメントが多数書き込まれるようになった。
一部はザオさんに同情し「未婚の子を持つ親を見下す人は確かに多い。特に田舎ではね」とコメントしているが、「心配する意味はない」と感じた人が多かったようだ。
あるユーザーは「結婚したからといって幸せになれるとは限らない」「ザオさんの娘の気持ちを思うと息が詰まる」と書き込んでいる。
中国では昨年、2020年の平均初婚年齢は、男性が29.9歳、女性については28.8歳だったと伝えられた。結婚率そのものも下がっていると少し前に伝えられたが、親の心配は尽きないようだ。