こたつと暖房、どっちがお得? ビックカメラに聞いてみると意外な回答が 「ハッとした」「確かに」

冬が本格化してくると、部屋をあたためてくれる暖房やこたつが恋しくなりますよね。一方で、冬場に高くなってしまう電気代も無視できません。電気代を抑えつつ、あたたかく過ごすためには、こたつと暖房のどちらを使ったほうがよいのでしょうか。
家電量販店で有名な株式会社ビックカメラの広報担当者に、こたつと暖房のどちらが電気代を節約できるのか質問してみました。
こたつも暖房も機種によって必要な電力は異なります。そのため、簡単に比較するのは難しいでしょう。しかし、一般的なこたつと暖房を比較した際にどちらを使ったほうが電気代を節約できるのでしょうか。
ビックカメラの広報担当者に質問したところ「こたつと暖房は使う目的が異なる商品なので、比較すべきものではない」とのこと。
こたつと暖房を比較することは、夏に置き換えると「扇風機とエアコンを比較するようなもの」なのだそう。
こたつは足元をあたためるためのもので、暖房は室内空間をあたためるものです。目的と用途が異なるため、電気代で比較するのではなく、目的に応じて使用することをおすすめします。
こたつを使用する際に注意すべきことについて質問すると、「最も注意すべきことは電源の切り忘れ」との回答が返ってきました。こたつの電源を入れたままにしておくことで、電気の消費量が増加するだけでなく、火災などの危険性が高まります。
現在販売されているこたつの中には、一定時間が経過すると自動で電源が切れる商品も多いため、節電と安全性を確保するため自動的に電源が切れる商品を選ぶことをおすすめします。
※写真はイメージ
冬場の暖房代を節約する方法について尋ねたところ、「サーキュレーターと併用するといい」のだそう。
サーキュレーターは、夏場に扇風機代わりとして利用する場面も多いのですが、本来の目的は室内の空気を循環させるための家電です。暖房で温まった空気は部屋の上層部に滞留しやすい特徴があるため、サーキュレーターで室内の空気を循環させることで、暖房の消費電力を下げられます。
暖房とサーキュレーターの併用は、電気量を最小限に抑えるだけでなく、室内の空気を効率的にあたためる方法としても有効です。
寒い冬の電気代を節約したい人は、ぜひ暖房とサーキュレーターの併用を検討してみください。
[文・構成/grape編集部]