「お金の不安」最も感じている世代は?

400F(フォーハンドレッド・エフ)は12月13日、「オカネコ お金に関する調査 2023」の結果を発表した。同調査は11月17日~20日、全国の20代以上の男女500人を対象に、インターネットで実施した。
○2023年、収入と支出はどう変化した?

昨年(2022年)と今年(2023年)を比較し、収入と支出はどう変化したか尋ねたところ、収入が「増えた」は10.6%、「変わらない」は70.8%、「減った」は18.6%だった。支出に関しては「増えた」が34.6%、「変わらない」が58.2%、「減った」が7.2%で、昨年と比較すると、収入よりも支出が増えていることがわかった。

収入が増えたと回答した人にその理由を聞くと、「昇進、昇給(基本給、賞与)」(69.8%)が最も多く、次いで「投資」(18.9%)、「転職」(17.0%)、「副業」(7.5%)となった。昨年(2022年)と今年(2023年)を比べて投資額はどう変化したか聞くと、31.4%が「増やした」、64.4%が「変わらない」、4.2%が「減った」と答えた。年代別に結果を比較すると、20代、30代の若い世代において「増やした」と回答している人が多い。

「将来に向けてお金に関する不安を感じる」は78.8%
将来に向けてお金に関する不安を感じることはあるか尋ねると、78.8%が「不安を感じる」と答えた。年代別に結果を比較すると、40代が最も高く89.0%が「不安を感じる」と回答している。

将来を見据え資産形成(保険、NISA、不動産投資、投資信託等)をしているか聞くと、32.4%が「している」、25.0%が「したいと思っているが、できていない」、42.6%が「しておらず、今後もする予定ない」と答えた。未既婚・子どもの有無別に比較すると、「既婚/子なし」(48.0%)が最も多く、「既婚/子あり」(42.3%)、「未婚/子あり」(37.8%)、「未婚/子なし」(21.0%)と続いた。

資産形成について分からない・判断できないことが多く、金融リテラシーを身に着ける必要性を感じていると思うか聞くと、57.0%が「当てはまる」と回答した。年代別に比較すると、30代、40代が最も多く63.0%が「当てはまる」と回答している。

資産形成について、誰に聞いたらよいか分からないか聞くと、62.6%が「当てはまる」と回答した。年代別に比較すると「当てはまる」と回答した人は40代が最も多く73.0%、次いで30代67.0%、50代61.0%、20代59.0%、60代53.0%で、30代・40代が高かった。