56%が「遺品整理で取り扱いに困った」経験あり-困った物は仏壇、手紙、写真など…最終的にどうした?

NEXERが運営する日本トレンドリサーチは2月14日、オーディオ買取の「Real Audio」と共同で実施した「遺品整理」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は2月1日~3日、遺品整理をしたことがある485人を対象に、インターネットで実施した。

「遺品整理」の際に取り扱いに困ったような物かあるか尋ねたところ、56.9%が「ある」と答えた。

どのような物の取り扱いに困ったか聞くと「仏壇。一般処理業者では断られた」「故人が大事にしていた写真などの処理」「手紙」「名簿とか個人情報が記載された物の処分に困りました」「大事にとってあったもの」「父が生前お寺参りをしていたときの御朱印帳。ゴミとして捨てると罰が当たりそう」といったコメントが集まった。

遺品整理の際に取り扱いに困った物は、最終的にどのように整理したのか聞くと、47.1%が「現在も所持している」、34.8%が「捨てた」と回答した。

10.5%の「その他」と答えた人に、どのように整理したのか尋ねると、「寺でお経をあげてもらい処分してもらった」「親戚にあげた」「仏壇は買い換えた」「葬儀をした業者が処分しにくいものをまとめて供養しその後焼却してくれるというサービスがあったから依頼した」などの回答があった。

遺品整理で「オーディオ機器」の取り扱いに困ったことはあるか聞くと、14.0%が「ある」と答えた。どのような機器であるか尋ねると、「明治時代のラジオなど 捨てていいのか悩んだ」「ビデオデッキやカセットレコーダー」「古いアンプやスピーカー」「レコード針式ステレオ、テープレコーダ、ミニコンポ、スピーカ」といった声が寄せられた。

取り扱いに困ったオーディオ機器は、39.7%が「捨てた」、29.4%が「今も所持している」、11.8%が「その他」と答えた。「その他」と答えた人は、「買い換えの時に料金を払って引き取ってもらった」「リサイクル家電の回収をしている電気屋に持ち込み有料で処分」といった方法で整理したと答えている。