JR東海が“水素で動く”車両を研究 トヨタ開発の燃料電池に特急「ひだ」のハイブリッド技術を応用 実用化には“あと10年から20年程度”か

究極のエコ電車を開発中。JR東海が水素を燃料した模擬車両の実験を報道公開しました。(畑中大樹記者)「こちらはJRの車両を試験走行する実験施設です。きょう公開されたこの模擬車両、実は水素で動くんです」
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2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、JR東海が開発を進める水素で走る車両。18日は愛知県にあるJR東海小牧研究施設の試験装置の上で、模擬車両の車輪を回し、加速と減速を繰り返す試験を公開しました。
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モーターの動力源はトヨタ自動車が開発した「燃料電池」。水素と酸素を化学反応させて発電する仕組みです。特急「ひだ」などに使っている車両のハイブリッド技術を応用し、蓄電池と組み合わせて車両を走らせます。
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(JR東海総合技術本部 田中英允さん)「全体を100%とするとまだ1%に満たないくらい(の段階)だと考えている。やはり山間部だと水素をどうやって持って行くか、どう貯蔵するかなど地上のインフラ設備もまだ課題がある」
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JR東海は実用化に10年から20年程度かかるとみていて、来年にも試験を行う「水素エンジン」や、すでに開発を進めているバイオ燃料などの車両と性能を比較し、採用する動力を見極めるとしています。
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