ペットボトルのお茶に浮かぶ泡、なぜ消えない? 理由に「そうだったのか」「初耳」

外出先でノドが渇いた時やお弁当を食べる時など、ペットボトルのお茶を買う機会はよくありますよね。
ペットボトルのお茶をかばんなどに入れて持ち歩いていると、その間にペットボトルが揺れて、お茶が泡立つことがあります。
この泡がなかなか消えずにいると、飲んでも大丈夫なのかと心配になるのではないでしょうか。
ペットボトルのお茶にできる泡の正体、飲むことができるのかという疑問を、飲料メーカーのSUNTORY(以下サントリー)が回答しています。さて、泡の正体は何なのでしょうか。
この泡の正体について、サントリーがお問い合わせコーナーにて回答していました。
ペットボトルのお茶を振ったときの泡は、お茶の葉に含まれる「サポニン」という成分によるもので、水に溶かすと長持ちをする泡を作る性質があるため、このような現象が生まれます。
品質に問題はありませんので安心してお召し上がりください。
サントリー ーより引用
サポニンはお茶に含まれる成分の1つで、お茶を飲んだ時に感じる苦味の正体でもあります。サポニンには水に溶かす泡が立つという性質があり、ペットボトルのお茶にできる泡はサポニンによるものです。
抹茶を点てる時を想像してみましょう。泡を立てない点て方もありますが、一般的な抹茶は泡が立っています。それと同じように、ペットボトルのお茶も振ると泡ができるのです。
また、サポニンの名前の由来は「シャボン(サボン)」から来ているともいわれています。そう聞くと、泡が立つことにも納得できるのではないでしょうか。
お茶に含まれる成分によるものなので、泡が立った状態で飲んでも問題はありません。
緑茶に玄米茶、麦茶など、ペットボトルには「茶」の付く商品がたくさんあります。それぞれの違いを知っていますか。
緑茶はお茶の葉を発酵させずに作るお茶で、煎茶や抹茶などを含みます。お茶の葉を発酵させて作ったお茶が、紅茶やウーロン茶です。
茶色いお茶といえば、ほうじ茶もあります。ほうじ茶は、固くなった緑茶の葉を強火で炒ったお茶です。玄米茶は、煎茶や番茶に炒ったお米が加わっています。
名前に「茶」が付いていてもお茶の葉を使っていないのが、夏に欠かせない麦茶です。麦茶は、大粒大麦や小粒大麦、はだか麦を原料としています。
ペットボトルのお茶は、手軽に買えて急須で入れる必要もありません。いつも同じものを買っているという人は、ぜひいろんなお茶を試してみてください。
[文・構成/grape編集部]