1位は県誕生150周年 4位、台風13号被害 千葉県政10大ニュース

熊谷俊人知事は今年最後となった21日の定例記者会見で、2023年の「県政10大ニュース」を発表した。1位には「千葉県誕生150周年」が選ばれた。JR新駅開業や大型企業の立地など明るい話題がランクインした一方で、4位には「台風13号の接近に伴う大雨による災害」が入った。
千葉県は1873年6月15日、当時の木更津県と印旛県の合併で誕生し、今年150周年を迎えた。来年6月まで県内全市町村で地域の魅力を生かした芸術祭や祭りなどの記念行事が開催される。
2位は「新型コロナウイルスが5類感染症に移行」。5月8日の移行に伴い、法律に基づく外出自粛要請がなくなり、感染対策も個人や事業者の判断に委ねることが基本となった。
4位の台風13号では、線状降水帯の発生で、2019年の房総豪雨を大きく上回る雨量を記録した。同じく4位には「東京湾アクアラインで時間帯別料金の社会実験を開始」。実施後2カ月間で渋滞による時間のロスが土曜日に44%、日曜日に24%減少した。
8位には知事肝入りの「多様性尊重の推進に係る条例の制定」が選出された。
県政10大ニュースは1963年から実施し、今年で61回目。県の各部局から提出された48項目から、県幹部と報道関係者計29人の委員が投票して選んだ。