24日午前5時半すぎ、長岡市西中野俣の金内恒雄さん(77)が自宅車庫前で倒れているのを、通りがかった除雪作業員が見つけ消防に通報しました。
金内さんは意識不明の状態で搬送され、その後死亡しました。死因は病死でした。
金内さんは1人暮らしで、ヘルメットをかぶっており外傷はありませんでした。
【記者リポート】
「屋根に積もった雪には、除雪を始めようとしていたのか、はしごをかけたような跡が残っています」
車庫の屋根にはスノーダンプが刺さっていて、金内さんのそばにははしごも倒れていました。
警察は金内さんが1人で除雪を始めようとした際、急に体調を崩したとみて詳しく捜査しています。
一方、村上市緑町のアパートの駐車場では午前9時半すぎ、住人で1人暮らしの桑山節子さん(75)が倒れているのを、となりの部屋の人が見つけました。
桑山さんに外傷はなく、約1時間後に病院で死亡しました。死因は病死でした。
倒れていた桑山さんの手のそばにはスコップがあり、自宅玄関前には除雪した跡があったことから、桑山さんは除雪中に病気を発症したとみられています。
県は除雪は2人以上で行い、やむを得ず1人でする場合は隣人に声をかけること、体調が悪いときは取りやめること、そして動きやすい服装で落雪・転落に気を付け、低い屋根でも油断しないよう呼びかけています。