自身の葛藤を短歌に…“歌会始”に東京学館新潟の生徒が入選「本当に驚き」 皇居で披露へ

新年に皇居で行われる「歌会始の儀」に東京学館新潟高校の生徒の作品が入選しました。同校からの入選は2年ぶり8人目です。

年の初めに天皇皇后両陛下の前で短歌を披露する儀式「歌会始の儀」。

令和6年のテーマは「和」で、国内・国外からの1万5000首あまりが選考対象となりました。

このうち、皇居で披露される入選の10首に最年少で選ばれたのが、東京学館新潟高校2年・神田日陽里さんです。

【東京学館新潟2年 神田日陽里さん】
「まさか選ばれるとは思っていなかったので本当に驚いていて、うれしい」

日頃の会話の中で友人の意見に安易に同調してしまう自分自身を描いたという神田さんの短歌。

【東京学館新潟2年 神田日陽里さん】
「私自身、同調してしまうことが欠点というか、やめたいこと。それに対して自分の直したい葛藤を短歌にした」

【東京学館新潟 短歌を指導する田村裕 先生】
「言葉だけではなく、例えば、その状況を図にかいてみたり、自分のイメージを言語化する時の工夫がとても優れていると感じた」

【東京学館新潟2年 神田日陽里さん】
「短歌は私にとって自分の思いを伝えられる、すごく楽しくて面白いことだと思っている」

県内から入選作品が出るのは5年連続で、東京学館新潟高校の生徒の作品が入選するのは、2年ぶり8人目です。

歌会始の儀は来年1月19日に行われます。