開封したカイロが、全然温まらない! 早く温める方法に「今まで揉んでいた」

寒い日が続き、まさに冬本番といった季節になりました。
ひざ掛けやレッグウォーマーなど、日常の防寒アイテムはいくつかありますが、中でも使い捨てカイロは代表的な冬の必需品でしょう。
通勤・通学で朝早くにカイロを開封し、出かけたのはいいものの「なかなか温かくならない…」なんてことありませんか。
今回は2つの方法を検証し、どちらが早く使い捨てカイロを温めることができるのかを試してみました。
そもそも使い捨てカイロとは、鉄が空気中の酸素に反応し、その際に発生する熱を利用して温かさを感じる商品です。
「いち早くぬくもりがほしい」と、個包装の袋から取り出した瞬間、揉んで温めようとする人も多いでしょう。しかしその方法、実はやってはいけない方法だったのです。
カイロには酸素を通すための穴が開いています。温めるためにカイロを揉んでしまうと、逆に中の鉄粉などが穴を塞いでしまい、温まりにくくなってしまうとのこと。
また、揉みすぎると袋が破れる可能性もあるのでおすすめはしません。
では、揉まずに使い捨てカイロを早く温めるためには、どうすればいいのでしょうか。
『カイロを開けてすぐにポケットに入れておく方法』と『ひたすら振り続ける方法』のどちらが先にぬくもりを感じるのかを検証してみます。
まずは、カイロを開けてすぐにポケットに入れておく方法です。こちらは着ている衣類の素材や、どこに入れるかによって変わるでしょう。
今回は、モコモコアウターの右ポケットに入れてみました。
とにかく動かず、何もせずに使い捨てカイロを入れたままにしておきます。袋から出してポケットに入れ、30秒ほどでじんわりと温かくなってきました。
次は、ひたすら振り続ける方法をやってみましょう。
15秒ほど振っていると、だんだんと温かくなってきたように感じます。
ほんのわずかな差ですが、ポケットに入れただけの時と比べて、カイロを振った時のほうが温かくなるスピードが早いようです。
重要なのはカイロを空気に触れさせて、酸素を取り入れること。そのため、カイロを振って空気を取り入れる方法を試すのがベターといえるでしょう。
振ることができない場所では、ポケットに入れておくしかないのですが、通気性の低い上着のポケットなどでは、カイロが密閉されて効果がイマイチになることもありそうですね。
冷え込む日が続く冬。少しでも早く温まりたい時は、カイロを温めるコツを思い出してみてくださいね。
[文/キジカク・構成/grape編集部]