JAおきなわ、野菜やキクの初荷式 4年ぶりの通常開催 浦添市

JAおきなわ(前田典男理事長)は4日、浦添市伊奈武瀬の園芸農産物広域流通センターで、野菜やキクの初荷式を開いた。4年ぶりの通常開催となり、約300人の関係者が見守る中、野菜を載せた大型トラックが県内外の市場に向けて次々と出発した。一方、能登半島地震の発生を受け、太鼓演奏などの催しを取りやめた。 同日出荷された野菜は、サヤインゲン4トン、ゴーヤー5トン、レタス20トンと、キクなどの花卉(かき)20万本。 花卉については、羽田空港で2日に起きた航空機事故の影響で物流網が混乱していることから、羽田経由の荷物を例年より減らして別ルートで輸送する。また、地震で被害を受けた石川県や富山県、新潟県などへの荷物は、輸送や販売が難しいことから、来週以降の出荷を検討する。 2024年の出荷目標は野菜60億円、花卉40億円、果実20億円。JAおきなわ全体で225億円の販売金額を目指す。 前田理事長は「資材高騰による生産コスト上昇分を、販売価格に転嫁することに取り組まねばならない」と新年の抱負を述べた。JAおきなわ、野菜やキクの初荷式 4年ぶりの通常開催 浦添市…の画像はこちら >>