新潟県産米「異常気象に対応できる営農指導を」 去年は高温・小雨で一等米比率過去最低に…

去年夏の高温・小雨の影響を受けた新潟県産米。

一等米比率は、うるち米全体で15.7%、コシヒカリで4.9%と、いずれも過去最低となりました。

これを受け、JA新潟中央会の伊藤能徳会長は1月5日の会見で「異常気象に対応するため、追加肥料や水の管理についてなど営農指導を強化したい」述べました。

【JA新潟中央会 伊藤能徳 代表理事会長】
「(苗の)移植時期をずらしたり、高温耐性の品種、ゆきん子舞・コシイブキ・新之助へ一部コシヒカリから転換したり、次年度に向け良質米の生産に取り組みたい」

また、園芸作物については、これまで関東方面への出荷が多かった県産の枝豆について、関西での販路開拓に努めると意欲を示しました。

一方、今年は経営基盤などの強化を目指し、3月1日までに現在県内に16あるJAが8つに合併されます。

【JA新潟中央会 伊藤能徳 代表理事会長】
「JAが広域合併すると、地域や組合のニーズが多岐にわたる」

このように指摘し、広がるニーズに対応し、合併の効果を早期に発揮したい考えを示しました。