脳死状態の男子生徒が近く臓器提供へ 野球部仲間の振ったバットが頭を直撃

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勉強も部活も頑張っていたのに、衝撃的な事故により脳死状態になった少年。悲しみに暮れる家族が重大な決断を下したことを、『People』などアメリカのメディアが伝えた。

11月20日、アメリカ・ジョージア州ゲインズビルの高校に通っていたジェレミー・メディーナさん(17)が、野球部の練習中に悲劇に見舞われた。
部員1名がバッティング練習に励んでいたときにジェレミーさんがネットに寄りかかったため、バットが頭を直撃したのだ。
意識を失ったジェレミーさんは、自力では気道を保てない状態に。その後すぐに病院に搬送されたが、2週間近く経過したころ医師団に脳死を宣告された。
医師のひとりは「私にも10代の息子がおります」「ご家族は想像を絶する苦しい思いをしておられるはず」とコメントしている。

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悲しみに暮れる家族らは、「まもなくジェレミーの希望通り、複数の臓器を提供することにしました」と発表。校長はさっそく学校でカウンセリングを受けられるよう手配し、ジェレミーさんが脳死状態であることを生徒らに報告した。
学校側は公式SNSに「ジェレミーくんは臓器ドナーとして多くの人の命を救うのです」「これからもジェレミーくんのご家族のために祈ってください」と投稿すると、多くの励ましの声が寄せられている。

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家族によると、ジェレミーさんは野球部でピッチャー及びキャッチャーとして活躍。勉強も頑張っていたため、学業においても優秀だった。
手抜きをしない息子に父親は「運動などをここまで頑張って成績も維持する。誰にでもできることではないね」と声をかけたことがあったが、ジェレミーさんは「さあ、どうかな」「僕は自分らしく生きているだけだよ」と答えたそうだ。
早すぎる息子の旅立ちを前に、父親はジェレミーさんを思い祈ってくれる多くの人たちに感謝を示した。なお不慮の事故であり、事件性はない。バットを当ててしまった生徒の心の傷を、心配する声も少なくないようだ。