20歳男女が車を持ちたくない理由「購入費用がかかる」–居住地で差はある?

ソニー損害保険は1月4日、「20歳のカーライフ意識調査」の結果を発表した。同調査は2023年11月13日~17日、2003年4月2日~2004年4月1日生まれの20歳男女1,000人を対象に、インターネットで実施した。

普通自動車運転免許を持っているか尋ねたところ、56.2%が「持っている」と回答した。内訳は、42.9%が「普通自動車免許を持っている(オートマ限定)」、13.3%が「普通自動車免許を持っている(マニュアル)」だった。

持っている免許の種類を男女別にみると、女性は「普通自動車免許(オートマ限定)」が50.0%と、男性(35.8%)と比べて14.2ポイント高かった。男性は「普通自動車免許(マニュアル)」が20.8%と、女性(5.8%)と比べて15.0ポイント高くなっている。

車(バイクを除く)を持っているか聞くと、17.4%が「自分の車を持っている」、9.6%が「自分の車を購入する予定がある」と答えた。「購入する予定はないが、いずれは欲しい」は41.6%で、合計した『車の所有に肯定的』な割合は68.6%となり、「購入するつもりはない」は31.4%だった。

車の所有に肯定的な回答をした人に、自分の車を持ちたいと思った理由を聞いたところ、「移動が楽だから」(54.4%)が最も多く、次いで、「買い物の際に便利だから」(41.5%)、「レジャー・旅行の際に便利だから」(34.1%)、「通勤・通学で必要だから」(32.9%)、「運転・ドライブが好きだから」(30.9%)と続いた。居住地別にみると、都市部在住者は、レジャーや旅行、デートといった楽しみのため、地方在住者は、車を通勤・通学の足として利用したいと思う人が多いことがわかった。

車を所有(購入)するつもりがない人に、自分の車を持ちたいと思わない理由を聞くと、「購入費用を負担に感じるから」(31.8%)が最も多く、「交通事故・トラブルを起こしたくないから」(26.8%)、「燃料代や修理費など、維持費がかかるから」(24.5%)、「交通事故・トラブルに遭いたくないから」(21.7%)と続いた。居住地別にみると、「車以外の移動手段が充実しており、車に乗る必要性がないから」「レンタカーやカーシェアリングがあるから」は、地方と比べて都市部のほうが5ポイント以上高かった。