堤勇高アナ ベガルタ仙台に本格的な声援が帰って来た…「書ける」仙台放送アナウンサーコラム

歓声のこだまするスタジアムが帰ってきました! 先週開幕したJリーグは観客席の全エリアで声出し応援が可能となるなど、感染症対策が大幅に緩和されました。
そんな中、先週日曜日に行われたベガルタ仙台のJ2今シーズン開幕戦。アウェーで町田と対戦しました。試合前から感じたのは仙台サポーターの応援の大きさです。中継映像からもホーム町田の応援を超えるほどの大きさで仙台のチャント(応援歌)が聞こえてきて、Jリーグに、ベガルタ仙台に、本格的な声援が帰ってきたのだと心が熱くなりました。
試合は0対0。仙台は2年連続で開幕戦をスコアレスドローで終えました。昨シーズンは失点数リーグワースト5位と守備に課題を抱えていた仙台ですが、強力な町田攻撃陣を0点に抑えたのは非常にプラスの材料だと感じます。仙台守備陣で特に光っていたのは大分から新加入ながらキャプテンを務める小出選手、そして熊本から新加入の菅田選手です。カバーリングと対人の巧さが光った小出選手は町田の攻撃陣を自由にさせず、3バックの中央を務める菅田選手は絶妙なポジショニングで相手のスルーパスやクロスをはじき返すシーンが目立ちました。チーム全体としても相手シュートに対して何度も体を投げ出してブロック。「今年の仙台は一味違うぞ」というメッセージにも感じました。
さて、今週末(26日)は栃木を相手に、いよいよホーム開幕戦です。前の試合では相手ゴール前に迫るシーンを多くは作れなかった仙台ですが、自慢の熱い声援が帰ってきたユアスタで、今季初ゴール、ホーム開幕戦白星、そして今季初勝利を!