身体を暖めるアイテムとして知られるカイロ。手に持つタイプと貼るタイプがあり、用途によって使い分けているでしょう。
手に持つタイプとは違い、貼るタイプは温める位置を簡単には動かせないため、どこに貼ろうか悩みますよね。
効率よく身体を温めるには、全身のどの部位に貼るのがベストなのでしょうか。
カイロを貼る位置を紹介していたのは、衛生薬品の製造や販売を行っている、大日本除虫菊株式会社(通称:KINCHO)。
KINCHOによると、カイロは貼る場所を選ぶことで、効率的に身体を温めることができるそうです。
具体的な例として、6か所に貼ることを提案していました。
首
太い血管があるため、首を温めることで、全身が効率よく温まります。また、首を前に曲げた時に、首と背中の間に骨が飛び出しているところがあります。ここには「大椎(だいつい)」という全身を温めるツボがあります。
背中
肩から背中にかけて僧帽筋という大きな筋肉がありますが、冷えると血流が悪くなり、筋肉が固くなってしまいます。そんな時は、肩甲骨の間を温めましょう。背骨に沿って2枚並べて貼ってもいいですね。この辺りにはいくつものツボがあるので、一石二鳥です。
お腹
全身が冷える時、おへそより指2本分下にある「気海(きかい)」というツボを温めるのが効果的です。毎日温めることで、常にコンディションが安定して、元気に過ごせる魔法のツボと言われています。
腰・お尻
腰は、冷えによる不調を感じやすい場所です。おへその真裏には「命門(めいもん)」というツボ、そこから指2本分外側には「腎兪(じんゆ)」というツボがあります。この辺りをカバーするようにカイロを貼ると、腰全体を温めることができます。
足
冷えやすい足の中でも、特に指先は温めたいポイントです。全身を温めるには、太い血管がある足首のくるぶし周辺を温めるとよいようです。内くるぶしの後ろ、アキレス腱との間のくぼみには「太谿(たいけい)」という冷えによいと言われるツボもあります。
KINCHO ーより引用
背中やお腹、腰などの一般的な部位だけでなく、首やお尻、足などもおすすめなのだとか。
主に、太い血管が通っている身体の部位に貼るのがいいようです。
また、カイロを貼る時は、低温やけどをしないように注意が必要です。低温やけどについて、KINCHOが注意すべきポイントをまとめていました。
低温やけどを防ぐには(1)カイロを直接肌にあてない。(2)カイロのあたってる場所を圧迫しない。(3)一ヶ所に長時間カイロをあてない。(4)熱いと感じた時はカイロをすぐにはずす。等使用上の注意をよく読んでお使いください。就寝時のご使用やお子様・高齢者・血行障害のある方は特にご注意ください。
KINCHO ーより引用
KINCHOが公開したカイロを貼る場所に、ネット上では「知らなかった」「温まり方が結構変わる!」「足って意外だったけど、めちゃくちゃよかった」などの声が上がっています。
カイロを貼る場所をなんとなくで選んでいた人は、参考にしてみてくださいね!
[文・構成/grape編集部]